介護士を辞めたいと考えているなら

介護士辞めたい

今、世の中で最も必要とされている職業は「介護職」と言っても間違いないかもしれません。
また、高齢化が進むこれからの日本において、介護職(介護福祉士など)はますます重要視される職業となるでしょう。

そもそも介護士とは?

世間一般では広く「介護士」呼ばれますが、正式な資格名は「介護福祉士」です。
身体介護や生活援助など、社会福祉業務に就業する人が取得すべき国家資格になっています。
しかし、無資格者であっても、介護の仕事に就いている人を総じて介護士と呼ぶのが一般的になっています。

介護士の歴史

1987年5月に「社会福祉士及び介護福祉士法」が成立したことにより、新たに誕生した職業ですので、意外に歴史は浅いと言えます。
それまでの介護は、家族が担当するものでしたが、高齢化の進展により、専門職を設け、外部に委託するよう社会通念を変えようとする試みだったと言えるでしょう。
介護福祉士は、専門的な知識と技術で、障害のために日常生活を営むのに支障がある方を介護し、かつ、他の介護者に対して介護の指導を行う仕事と定義されています。
主な活動場所は、特別養護老人ホーム、デイケアセンター、障害者の福祉作業所、社会福祉施設などがあります。また、在宅の要介護者の自宅に通う、訪問介護員(ホームヘルパー)にも介護福祉士の資格が必要になります。
需要増に伴い、現在、介護福祉士有資格者は、全国で100万人超となっています。

介護士の仕事内容

介護士は、各種介護施設や在宅の支援希望者の自宅に出向くなどして、介護に関わる仕事全般を担当することになります。
具体的には、着替え介助、食事介助、排せつ介助、入浴介助、口腔ケアなど、生活に関するあらゆる面の介護を行います。
その他、施設で働く場合には、レクリエーションや家族とのコミュニケーションなども介護士の重要な仕事のひとつです。
介護の仕事の中には、無資格で担当できる業務もありますので、働きながら経験を積み、さらにステップアップとして、介護福祉士の資格取得を目指すこともできます。

介護士の資格

前述の通り、介護福祉士の資格がなくても介護現場で働くことはできますが、それでも多くの場合、「介護職員初任者研修」の受講だけは求められると思われます。
介護職員初任者研修は特に受験資格特が定められていませんので、希望すれば誰でも受講できる上に、合格率も非常に高いのが特徴です。
入門編の知識習得としては最適なので、受講しておく方がベターでしょう。

介護士の志望動機

志望動機

介護労働安定センターの調査では、介護の仕事を選んだ理由は以下の通りとなっています。

1位:働きがいのある仕事だと思ったから

2位:今後もニーズが高まる仕事だから

3位:資格・技能が活かせる仕事だから

4位:人や社会の役に立ちたいから

5位:お年寄りが好きだから

6位:介護の知識や技能が身に付くから

7位:生きがい・社会参加のため

注目すべきは、1位、4位、5位でしょう。
高齢化という社会問題の解決に貢献したいとの動機です。
単なる儲け主義ではなく、他人への奉仕が根底にあり、少しでも世の中をよくしたいとの気持ちの現れだと解釈できるでしょう。
このように介護職を希望する人は、利他の精神があり、とても優しいタイプが多いのが特徴と言えます。

介護士の給料と年収

給与

しかし、それほど立派な心構えと価値のある仕事であるにも関わらず、その待遇は仕事に見合ってるとは言いがたいものです。
介護士は自分の犠牲を強いて、多くの人に奉仕する仕事であるにもかかわらず、お給料や休日といった待遇の面で決して恵まれてるとは言えない状況にあるのです。

少し古いデータですが、2014年に厚生労働省が発表している統計データによれば、介護施設で働く介護職の給料は、全国平均で21万9700円、訪問介護員は若干高く、22万700円になっています。
全産業平均が32万9600円ですから、およそ11万円も低くなっているのです。
このデータからも介護職の待遇の悪さが浮き彫りになっています。

しかし、介護職は典型的な労働集約型のビジネスなので、主たるコストは人件費になります。
施設介護では介護報酬の約70%、訪問介護ではおよそ90%が人件費に充当されていますので、現状でもかなりギリギリの経営状態であると言っても間違いではないのかもしれません。
つまり、これ以上人件費を上げることができないビジネスの構造なのです。

もし、介護職の給料を全産業並に引き上げるとすると、1兆円以上の予算が必要になると言われています。
その財源は、つまり税金です。
厳しい国家財政を考えた場合、これは実現不可能なプランと言わざるを得ないでしょう。

介護士の離職理由

退職届

そのため、離職率が高く、辞めてしまう人が多い点も介護職の特徴と言っても間違いないでしょう。
そして潜在的な離職希望者(辞めたい予備軍)が多いのも介護職の特徴の1つと言えるかもしれません。

あるデータによれば、介護福祉士やヘルパーを含む、介護職として就職してから3年で約半数の人が離職または転職をしているとされています。
一般企業の場合、3年以内に辞める人が30%ですから、介護職を辞める人が多いのがおわかりいただけるでしょう。

社会的な需要も高く、多くの人から感謝されるとても大切な仕事であるにもかかわらず、多くの人が介護士を辞めてしまうのは非常にもったいないと思います。
介護士の離職は社会的な損失といっても過言ではないはずです。
そして、ただでさえ慢性的な人員不足が続いている介護の現場が、より一層回らなくなってしまえば、利用者やその家族にとっても、とても不安でしょう。

社会制度が未整備であり、人手も少なく労働環境も厳しい中で、人材教育が行き届いておらず、それによって多くの人が辞めてしまっている現実は改善しなければいけないかもしれません。
これはまさに、効果的な戦略として十分に考えておかなければいけない政策の1つだと思います。

実際、現役の介護職員に介護の仕事の悩み・不安・不満を調査したところ、以下のような結果になりました。
大別すると、多くの介護士は、「労働条件」「賃金」「健康(心身)」に悩み・不安・不満を持っていることがわかります。

悩み・不安・不満 (複数回答) 割合
人手が足りない 45.0%
仕事内容のわりに 賃金が低い 43.6%
有給休暇が取りにくい 34.5%
身体的負担が大きい (腰痛や体力に不安がある) 31.3%
精神的にきつい 28.5%
社会的評価が低い 28.2%
休憩が取りにくい 26.8%
夜間や深夜時間帯に何か 起きるのではないかと不安 21.0%
健康面(感染症、怪我)の不安 14.3%
労働時間が不規則である 13.4%
祉機器の不足、機器操作の 不慣れ、施設の構造に不安 11.8%
労働時間が長い 10.8%
不払い残業がある・多い 9.2%
医的な行為に不安 8.9%
雇用が不安定である 7.6%
仕事中の怪我などへの補償がない 5.9%
正規職員になれない 5.1%
その他 3.5%
特に悩み、不安・不満等は感じていない 9.2%

【出典】(公財)介護労働安定センター「平成25年度介護労働実態調査」

さらに、介護の仕事を辞めた理由も調査しています。
実際に辞めた理由は、悩み・不安・不満よりも、もっと具体的で、直接的な問題であったことが見て取れます。

介護の仕事をやめた理由(複数回答) 割合
職場の人間関係に問題があった 24.7%
法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があった 23.3%
他によい仕事・職場があった 18.6%
収入が少なかった 17.6%
自分の将来の見込みが立たなかった 15.1%
新しい資格を取ったから 10.1%
結婚・妊娠出産・育児のため 9.1%

【出典】(公財)介護労働安定センター「平成25年度介護労働実態調査」

では、これをもっとリアルにしていきましょう。
多くの介護士が辞めたいと思う、具体的な理由は何なのでしょうか。

主な辞めたい理由は、、、

■慢性的な人手不足による多忙感により辞めたい

■夜勤が多く、体調不良になって辞めたい

■腰痛がひどく、体力的に辛くなり、続けられずに辞めたい

■研修がほとんどなく人が育たないために既存職員まで辞めたい

■放任主義でわからない業務を押し付けられるため、嫌になり辞めたい

■給与や休日などの条件が年々悪くなり、キャリアビジョンを描けず辞めたい

■事前の説明と違い、思っていたイメージとの開きがあったために辞めたい

■上司に尊敬できる人がおらず、自分の将来が不安になって辞めたい

■明確なキャリアビジョンが描けず、将来性を感じられずに辞めたい

■仕事が忙しすぎ、周りの人とのコミュニケーションが取れずに辛くなって辞めたい

■利用者のわがままに耐えきれずに辞めたい

■小さな事故を体験し、怖くなって、プレッシャーに負けて辞めたい

■夜勤で利用者30人を担当しなければならず、多忙感で辞めたい

■周りからの新人へのフォローがないため、新卒1年未満で辞めたい

■男性職員への負荷が大きく、心身両面での重圧に耐えられず辞めたい

■パートや派遣社員への差別的な待遇に不満を持ち、辞めたい

などになると思います。

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介護士の転職

介護転職の辞表

介護士が辞めてしまうような問題が発生している介護施設であれば、働き続ける上で、なんらかの対応を考えた方がいいかもしれません。
特に、以下のような点が気になっているようであれば、転職を考えた方がいいかもしれません。

■サービス残業が常態化したり、各種手当てが払われない
30分未満の残業時間は切り捨てるのが暗黙のルール。一旦、タイムカードを押させて、その後に残業させる。持ち帰りの仕事を指示する。このような業務指示はすべて違法です。また、定められている夜勤手当が支払われない場合や有給休暇を取得させてくれない場合も労働者の権利を侵害しています。

■勤務時間外(休日)に連絡が来て、対応を要求されたり、そもそも休みを取らせてくれない
勤務時間外に職場から頻繁に連絡がきて、無理矢理に対応を求められる職場は危険な兆候です。人手不足やコミュニケーション不足とはいえ、勤務時間外の労働者への業務連絡は、労働基準法で禁じられています。休日も仕事のことを考えなければいけない環境は気が休まらず、ストレスが蓄積されていくでしょう。

■介護現場での事故( ヒヤリハット)を個人の責任にし、攻撃の材料にする
ヒヤリハットを報告した際、再発の防止ではなく、犯人探しが始まってしまう施設があります。また、それが個人攻撃に発展していってしまうと最悪です。そのような介護施設では、自分が責められるのではないかと疑心暗鬼になり、ヒヤリハットを報告できず、それが次の重大事故の種になってしまう場合があります。事故報告の目的はあくまで情報の共有であり、未来の重大事故の防止です。この点を正しく理解している上司がいる職場で働ければ安心できます。

■パワハラやセクハラが日常的に発生したり、イジメが横行している
近年、介護職員から利用者への暴力や暴言が問題になっています。また、逆に利用者から介護職員へのセクハラや暴力・暴言も問題視されています。さらには介護職員間のセクハラやパワハラも横行しています。これらの問題行為が日常的に行われていてようであれば、楽しく働ける職場とは言えないでしょう。無駄なストレスを抱えるくらいなら、もっと生き生きと働ける環境を探した方がいいでしょう。

■経営者の介護現場・介護職への理解がなく、運営方針に納得できない点が多い
経営者が、利益最優先の方針で施設経営をしているケースがあります。介護優先ではなく、まずは利益ありきなのです。そのしわ寄せは当然現場に来ます。介護もビジネスなのかもしれませんが、少なくとも、現場の声に耳を傾け、同じ目線で施設運営をしてくれる経営者の元であれば、やり甲斐を感じるはずです。

■医師や看護師など、他職種との関係が悪く、連携が取れない
中でも女性の看護師と女性の介護士の関係は複雑です。看護師が介護職を見下した態度を取ったり、汚い仕事や雑用は介護職に押し付けるなど、自然に上下関係が構築されてしまっているケースがあるようです。このように職場にヒエラルキーができてしまうのは危険です。業務に追われながら、不毛な人間関係に我慢していると、心身ともに疲弊し、燃え尽きてしまうことがあります。

■人手不足を補うために、無資格者に医療行為をさせている
これは言語道断の違法行為です。2012年以降、一部の医療行為は、必要な講習を受講した介護職員に限り対応可能となりましたが、人手不足・業務多忙などを理由に、違法行為を奨励している介護施設もあるようです。そのために介護士が書類送検された事例もありますし、利用者の安全や利益に反する行為なので、モラルが欠如している職場で働くのはおすすめできません。

介護士の求人

幸い、介護職は常に人手不足なので、転職が容易な職業です。
実際、全ての職業の有効求人倍率が1倍を下回っている状況でも、介護職は2倍前後で推移しています。

つまり、介護業界は、転職に最適な状態にあるのです。

介護関係職種有効求人倍率・就職件数推移

16年度 17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年4月 26年5月 26年6月
有効求人倍率 1.14 1.47 1.74 2.10 2.20 1.33 1.38 1.65 1.73 1.91 1.93 1.94 2.04
有効求人倍率 (全職種) 0.83 0.94 1.02 0.97 0.73 0.42 0.51 0.62 0.74 0.87 0.90 0.88 0.90

【出典】厚生労働省「職業安定業務統計」(パートタイム含む常用)

とは言え、自分に合った介護士の求人はどこからどう探していけばよいのでしょうか。
求人を探す上で大切なのは、その求人を探すルートです。
どこで探すかによって求人の内容も変わってきますので、まずはその調べ方が大切になります。

求人の特徴

介護士の求人といえば、ハローワークや折り込みチラシなどが一般的ですが、最近は介護士専門の求人サイトがあるなど、探し方が多様化しています。
求人を出す側(介護施設等)はその媒体の特性を十分に理解した上で求人を出していますので、まずはそれぞれの特性を知っておく必要があります。

地域密着の求人を探すなら

■ハローワーク(公共職業安定所)
無料掲載できるので、求人数は多いのですが、それだけに「ブラック企業」の求人が混在しているので、注意が必要です。また、インターネットでの検索も可能なので、自宅からでも簡単に求人を探すことができます。国が運営しているので、失業給付、就職促進給付など、情報の信頼性は高いと思います。

■求人情報雑誌(フリーペーパー)、折込チラシ
近所の商店などに設置してあり、無料で貰えます。また、自宅にポスティングされることもあると思います。元々エリアを限定しているため、数キロ圏内の求人情報だけが載せられているので、求人数は限定されますが、ピンポイントの求人が探せるメリットがあります。

沢山の選択肢が欲しいなら

■求人サイト
専門の転職支援会社が、インターネットで圧倒的な求人数を提供しています。求人情報だけではなく、業界動向やの転職成功のポイントなどを指南してくれています。

スマイルSUPPORT介護

スタッフサービス・メディカル

介護福祉の転職なら『カイゴジョブ』

介護専門求人サイト〜かいご畑〜

介護士転職なら介護キャリア+

メドフィット

マイナビ看護師

介護職の求人検索  「メドフィット 介護求人.com」

■人材紹介会社および人材派遣会社
人材紹介会社や人材派遣会社はインターネット上で公開されていない非公開求人を多く持っています。そのために、なかなか巡り会えない本当に条件の良い求人を紹介してもらえることがあります。

実際に働いている人と話してみたいなら

■転職フェア・転職合同説明会
人材紹介会社および人材派遣会社、または各種関係団体が主催する転職・就職フェアなどがあります。ここに出展しているブースでは、実際の職員や経営者と直接話すことができるので、リアルな情報を手にすることができるでしょう。

■友人や知人の紹介
実際に働いている人の紹介で職場を決めるという手もあります。これであればあまり確度の高い情報が手にできるので、転職失敗の可能性を低減できるでしょう。

募集要項の注意点

興味を持った介護求人から確認すべき点は以下の通りです。

■基本事項
募集職種や雇用形態はもちろん、書かれている仕事内容から実際の業務をイメージして、自分の希望に合っていることを確認してください。中には応募資格が設定してある場合がありますので、自分が持つ資格と比較することを忘れないでください。

■注意事項
「3交代制あり」など勤務形態だけが記載されており、具体的な勤務時間(シフト)が無記載の場合があります。また、「夜勤あり」と記載されているだけで、勤務回数が記載されていないケースがあります。自身のライフスタイルと比較し、本当に勤務できるかを検討する必要があります。

■教育制度
人員不足のため教育体制が未整備となっている事業所があります。この場合、初心者にとっては厳しい勤務となり、すぐに退職に追い込まれてしまう可能性があります。

求人を探す時のポイント

■施設規模に対して採用人数が多すぎないか

■絶えず募集していないか

■他施設と比較し、給与は平均的か

■年間休日数

面接時のチェックポイント

■職員間のコミュニケーション

■施設内の清潔感(汚物臭など)

■経営者や管理職(施設長やリーダー)の人間性

■施設全体の雰囲気

ブラック介護施設かも!?危険なポイント

■いつ見ても求人が出ている

■異常に給与が高い

■殺伐としており、スタッフ間の挨拶や笑顔が少ない

■即日内定が出て、翌日からの出社を求められる

■有給休暇が取得できない

■サービス残業が当たり前

■利用者からの暴力やセクハラが常態化

■当日欠勤を認めない

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介護転職Q&A

高橋さん
プラーベートでは家事と育児に追われ、いくら時間があっても足りません。その上、介護の仕事ではとても体力が持ちません。特に夜勤があるのは体力的にもハードです

伊藤さん
移乗介助などは詳しいやり方を理解すれば、最小の労力での対応が可能になり、腰痛を防止する体の使い方も理解できるようになるはずです。介護プロとして最小限の労力で介護技術を取得することもテクニックの1つです。夜勤などの不規則な勤務帯で問題があれば、体内時計の調整と、自分に合った体調管理を徹底するのがプロの仕事意識でしょう。また視点を変えて介護の仕事自体をエクササイズだと考えてみるのも1つの方法です。体力づくりができ、お金がもらえていると思えば、少し気が楽になるのではないでしょうか。

時間や体力に余裕が持てる介護求人があります

高橋さん
今の介護施設では管理職的な立場となし、シフトの管理も任されるようになりましたが、慢性的に突発的なシフトの穴埋めに追われてトレスがたまります。他の介護士の体調不良など、急な休みの調整がうまくいかず、結局自分の休みを削って辛いです

伊藤さん
シフトの調整はストレスの溜まる仕事ですね。施設の経営に直結する課題なので、すぐに体制を変えることは難しいかもしれませんが、中長期的な対策として、パートさんの有効活用を考えるといいかもしれません。まずはこちらが困っていること伝え、十分に理解してもらいます。その上で、今よりも勤務可能な曜日や時間を増やしてもらうよう依頼するのです。あなたが困っていること、他の職員に知ってもらい、急なシフト変更の時は柔軟に協力してもらうようコンセンサスを取っておく必要があるでしょう。とにかく経営側を含め、全体で改善するよう、各方面に働きかけていくことが重要になります。

週休2日の介護求人を探せます

高橋さん
介護職に就いてから3年が経ちましたが、転職を考えています。介護職の具体的な退職理由はどんなものですか?同じように介護士からの転職を考えている人の気持ちを知りたいです

伊藤さん
退職理由で多いものは、賃金などの待遇や地位の低さ、信頼関係が構築しにくい職場環境や体力の限界などでしょうか。このような3Kと人間関係以外の主な理由としては以下のようなものが多いようです。

・経営者、管理職が自分の話を聞いてくれない
・現場の意見も聞かず、勝手になんでも決めて無理な事でも仕事だからと命令される
・人が辞めてシフトがキツくなってもねぎらいの言葉もない
・トップダウンで言いたいことも言えない
・前向きな意見や新たな取り組みはいつも却下されて、意見を出す気力もなくなった
・上司が指示を出すだけでリーダーの自覚がなく、現場の現状を理解しようとしない
・問題のある管理職の経営者が放置している
・介護職員を大事にせず、単なる使用人として扱う経営者を信用できない
・責任と義務ばかり要求されるが、権限を与えられない
・経営陣同士の仲が悪く、会社全体が暗い
・パワハラやセクハラが暗黙の了解で放置されている
・会社に発展性や将来性を感じない

今の不満を解消するには介護適性診断を!

高橋さん
中堅の介護士として後輩を指導する立場になりました。しかし、人をまとめるのは大変です。後輩職員を叱るとすぐに辞めてしまいそうで怖くて叱れません。特に20代の若い介護職員は精神的に弱そうなので、気を使います

伊藤さん
怒ると叱るは全く別物です。叱るのは相手にもっと成長してほしいという期待感を含めた前向きの是正ですから、そのことを理解してもらいながら、お互いに成長していけるように努めましょう。叱る際は場所や状況も配慮して、できれば1対1で冷静に改めるべきポイントを伝えることが大切です。叱った後は「少し厳しく言ったけど、あなたには改善できる能力があると思って期待しているんです」とフォローを忘れずに行ってください。

人間関係が良好な介護施設の求人はココ

高橋さん
最初は天職だと思っていましたが、介護の仕事をしているうちに、この仕事は自分に合ってないような気がしてきました。介護以外の仕事に転職しようと思っています

伊藤さん
介護の仕事を辞める理由は「きつい」「給料が安い」「人間関係が嫌だ」「責任が重い」などがあるようです。その気持ちはよくわかります。介護は決して奉仕ではありません。あくまでプロとして意識の高い人の職場であるはずなのに、辞めていってしまう人が多いのは向いていない人が安易に自分の適性を理解せず、介護という心身ともに高いスキルを求められる仕事を簡単に選んでしまうからではないでしょうか。介護はサービス業なので、人とのコミュニケーションが苦手な人には向いていない仕事です。夜勤などもあるので、体力に自信のない人には厳しいかもしれません。高齢者が相手なので、医療とも密接な関係があり、豊富な知識が必要であって、専門的な技術も求められます。このように、気持ちの面で充実していないと継続するのが難しい仕事であることは間違いありません。人手不足は慢性化しており、求人は常にあるため、この業界に戻るのは比較的容易だと思います。事実、離職した人が戻ってくるのも介護業界の特徴の1つです。しかし、転職をするたびに、キャリアがリセットされてしまう可能性があるので注意が必要です。一度、介護業界を離れてしまえば、給料は最低レベルから始めなければいけなくなるかもしれないのです。このあたりを十分考慮して転職を考えてみてください。

介護職の適性診断が無料でできます

高橋さん
介護職の離職率が高い理由は何でしょうか?

伊藤さん
辞める原因の多くは「賃金」と「地位の低さ」に集約されるかもしれません。しかし賃金に関して言えば、それを承知の上で、この業界に入ってきたはずです。慢性的な人手不足のため多忙を極め、その割に低賃金であると感じる人が多いのも事実ですが、それでもやりがいを持って介護職を頑張っている人がいるのも1つの側面です。また人間関係に悩んでいる人が多いのも事実でしょう。職員同士責任が重く忙しく働いているため、体力的にも非常に厳しく、メンタル面でも限界が来てしまうことがあるのです。このようなことを経営者が理解してくれればいいのですが、現場の実態を把握しない経営者がいれば、そのギャップに悩むことになるかもしれません。介護職は利用者に何かを強制させる仕事ではなく、言葉やジェスチャーなど、あらゆる手段を通じて深いコミニケーションをとっていく仕事です。そんな毎日の工夫や発見の感動が新鮮で、それを嬉しかったり面白かったり楽しいと思えなければ、介護の仕事を続ける事は難しくなるかもしれません。誰もが最初は高い志を持って介護職につくのですが、頑張っても変わらない環境や労働状況に失望し燃え尽き症候群になってしまうケースも散見されます。しかし、人が人を元気にする素晴らしい仕事が介護職であると言う、他の職業には無いメリットに注目すると、もう一度やる気が湧いてくるかもしれません。

離職率の低い介護施設の求人があります

高橋さん
非常勤のヘルパーは離職率が高く、辞めては、また採用し、そしてすぐ辞める。それを繰り返してばかりで、慢性的な人手不足で困っています。なにか対処法はないものでしょうか?

伊藤さん
登録型の非常勤ヘルパーを多く抱えている事業所は、離職を前提に人材を確保して管理体制を整えておく必要があるでしょう。どんな人を採用するべきかを明確にしておき、採用の段階で欲しい人材を見極めて、離職率を下げておくことが何より重要になります。採用の時に転職が多い人や、短期間で職場を変わっている人は、また辞めてしまうリスクがあるので警戒する必要があるかもしれません。また、面接の時に希望の年収を聞いておく事はとても重要です。希望の収入に満たないため不満をためて、もっと割のいいところに移ってしまう事は介護業界においては珍しくないことです。そうならないためにも希望の条件をしっかりすり合わせてお互いに不満を溜めないような状態にして仕事を始めるようにしなければいけません。

介護職員が辞めない秘訣があります

高橋さん
最近、元気がなくなってしまった職員がいます。元々引っ込み思案であまりコミュニケーションをしたがらない介護士です。どう対応すればいいのでしょうか?

伊藤さん
それは心配ですね。率直にその理由を聞いてみるといいかもしれません。もし、その理由がプライベートな事で深く立入ないのであれば、「何かあればいつでも相談してね」と心配していることだけは伝えておきましょう。もし元気のない理由が業務上の原因であれば、その理由をしっかりと把握して解決する方向へサポートしてあげてください。希望に向けて頑張っている人ほど些細なきっかけでモチベーションを落としてしまうことがあります。いわゆる「燃え尽き症候群」です。このような場合のメンタルヘルスケアは非常に難しく、単純に頑張れと励ましても本人に届かない場合が多いと思います。無理に頑張らせようとせず、心を落ち着かせ、しばらくの間、休むことなどを提案してもいいかもしれません。とにかく不満や不安を溜め込ませないようにすることが大切です。組織の中で気軽に相談できる体制をつくりながら、役割の分担を見直してみてください。

コミュニケーションが取りやすい介護施設の求人

高橋さん
他の介護職員のモチベーションを下げるような士気の低い介護職員がいます。このままだと悪影響が出るのではないかと心配しています

伊藤さん
介護の現場で仕事に対する責任感のない人や、後ろ向きな発言ばかりをする人もいれば、周りのモチベーションが下がってしまう事は疑いの余地が無いでしょう。そのような人の考え方をすぐに変えることは難しいのですが、今の職場で活かせるスキルを見つけ出してあげて、気持ちを前向きにできる仕事を与えてみることを考えてください。このような人は自分が認められず、組織に反発して腐っている可能性もあります。そうだとすると「あなたを必要としている」「あなたを大切な仲間だと思っている」ということを伝えてあげることが必要かもしれません。自分が必要だと認めてもらうことによって、気持ちを前向きにしてもらうことができるかもしれませんね。

介護職としてのモチベーションが上がらないなら

高橋さん
介護施設内の人事制度や労務管理が全くできていません。組織に必要な機能がないので、いつか破綻しような気がしています

伊藤さん
これは非常に困った問題です。介護職の離職率が上がっているのは、賃金や評価や教育の制度が整っておらず、そこに不満を持っているからというのが一面なのです。働く環境が整備されていないという事は介護職員の意欲を低下させてしまい不安や悩みを生じさせてしまうことになるかもしれません。介護業界は労務管理の整備ができていない典型的な業界です。介護職員を正しく管理しようとするなら、まずは自分たちの提供する職場環境を整備しなければ、職員たちは働きがいを見つけ出すことができないでしょう。ひとまず、事業規模や実情に合ったシンプルでわかりやすく、継続して実施可能な簡単な人事制度や労務管理体制を整備してください。ベースができれば、後はそれをブラッシュアップしていくことができると思います。

管理体制がしっかりした介護施設の求人

高橋さん
仕事ができないので、介護の現場で浮いてしまっています

伊藤さん
良い介護職員は食事の介助やおむつ交換が素早くできる人ではありません。ひとりで何でも手際よく仕事を消化し、夜勤なども積極的にこなせる人でもありません。利用者の声を正しく聴き、その思いをまっすぐ汲み取ることができる人。そのために、高い技術と知識を得ようと努力できる人。利用者の幸せと人権を尊重する意識の高い人。そんな介護士こそが、本当に必要とされ評価されるべき人なのです。仕事ができないことを後ろめたく思うのではなく、あなたはあなたのままで利用者の声に寄り添ってみてください。できないことできないと認め、素直に周りの人に教えを乞うてください。その素直な言動を見て周りの人はあなたの評価を変えるでしょう。それにより、あなたは大切な仲間として扱われるはずです。

経験の浅い人でもOKな介護求人

高橋さん
介護職員のやる気がなく、ただ仕事を消化するだけになっています

伊藤さん
人は働く意味を見出せないとモチベーションを下げてしまう生き物です。あなたの周りの介護職員は働く意味を見つけ出せていないのかもしれません。まず、そういった人に「あなたをいつも見ている」と伝えてあげてください。人は誰かに見られているとやる気を出せるようになります。まめに声をかけてあげることにより、安心感とやりがいが生み出されるでしょう。見られている安心感によりモチベーションを上げ、さらに介護の技術的なサポートにより、成長を実感させられれば、介護の仕事にやり甲斐を感じてくれるはずです。

やる気がでないなら転職を考えてみては?

高橋さん
利用者が目の前で亡くなり、その恐怖がトラウマになっています

伊藤さん
関わりのあった人が目の前でなくなると、その喪失感とショックで心に大きな傷が残るでしょう。高齢者の介護に携わる以上、死は避けられません。自分のサポートにより、病気を克服し、リハビリを続けて元気になった時の喜びも介護職の醍醐味ですが、最後の瞬間まで懸命にサポートするのも介護職の仕事の役割と言えるのです。介護職はそういう使命と責任を持った仕事なのだと自覚して、この壁を乗り越えて欲しいと思います。

環境を変えてみたいなら転職がおすすめです

高橋さん
介護施設のクレームを受けることが多く、管理者として精神的な疲労が蓄積し、自信をなくしてしまっています

伊藤さん
受けたクレームをカテゴリーごとに分類して、どの分野に対して不満を抱かれているのかをまず検証することが必要でしょう。クレームは、ある意味ではチャンスです。それは期待を込めた言葉であると同時に、改善の機会をもらったということでもあるのです。クレームは、知識を増やし技術を向上させる挑戦のタイミングだと捉え、何倍ものメリットにしてしまうという強い気持ちが必要になります。とにかくクレームは隠れたニーズを発見するタイミングであり、宝の山に巡り会ったと言うポジティブな気持ちが必要です。もちろん反省すべき点はすぐに改め、より良いサービスに昇華させていく必要があります。あまり深刻に考えず、成長の機会だと前向きに考えることが必要でしょう。

クレームが少ない介護施設の求人があります

高橋さん
自分の介護の方法が間違えていないのか。他の人と違っていないのかがとても不安です

伊藤さん
自分の介護のやり方がスタンダードであるかは、常に悩むものだと思いますが、もし不安になったら自分ひとりで考えて抱え込まずに同僚の介護士などに相談してみるといいと思います。実は、みんな同じような思いを持っているかもしれません。介護の仕事は誤解を生じさせたり行き違いを生んでしまうことが多々あります。他の人の仕事のやり方が参考になると思いますので、周りの人と情報交換をしながら、常に軌道修正をしていくといいでしょう。

教育環境が整っている介護施設の求人

高橋さん
介護現場での失敗やミスが多くて、周りの人に迷惑をかけてしまって心苦しいです

伊藤さん
介護の現場だけではなく、人間は常に失敗する生き物です。完璧でいられることなんてありませんので、多少の失敗は許容範囲だと考えましょう。ただし、迷惑をかけてしまった周りの人にその場で必ず謝罪はしなければいけません。そして、失敗の原因を突き止め、正しく反省して同じミスを二度としないように工夫することが必要です。失敗することは決して悪いことではありません。それを成長の糧にできれば失敗は必ずしも悪いものでは無いのです。ミスを貴重な経験として積み重ねていければ、今の気持ちは決して無駄にならないでしょう。また、他の職員の失敗事例も自分の経験のように感じることが必要です。もし自分だったらどうしていたかという視点で考える習慣がつけられれば、周りの人のミスも成長する機会となるでしょう。ミスに悩むよりも改善していけるように行動することが重要なのです。

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